「スピリチュアルで簡単に幸せになれる」
「スピリチュアルは楽して誰でも成功出来る方法」
ネット上はじめ色々なメディアでこんな文言をよく見かけます。
そして私もこの誘い文句に惹きつけられたひとりです。
そして散々振り回されて何も成果を得られなかったのです。
このスピリチュアルを簡単な救いとして勧める間違った手法はなぜこんなにも蔓延しているのでしょうか。
その理由は「簡単」「楽」というフレーズに人は惹きつけられやすいからです。
もし「スピリチュアルとは幸せになれる方法だけれど、とてつもなく長い長い年月と大金を掛けて習得しなければならない知識で、それは誰にでも出来るものではなく限られた人にしか達成出来ないものである。」などというフレーズを見て実践してみたいと思えるでしょうか？
私ならまずチャレンジしたいとは思いません。
生きるのがつらいほどの悩みがない人たちであっても幸せになるための方法でこれほどのリスクがあるものにはなかなか関わりたいとは思わないでしょう。
この例は極端ではありますが、やはり人はリスクを少なくしたいのでどうしても「楽で簡単」なものを選びがちです。
特に悩みを抱えて心がクタクタになっている人たちは思考するという余力がなかったりします。
しかも今すぐにでも楽になりたい救われたいと必死。
そんな時に
「簡単に取り組めてすぐに幸せになれる」
「誰でも楽して成功する」
なんていう言葉が目の前にあったら、弱った脳内ではそれが本当かどうかなどを判断する思考力もないのですぐに飛びついてしまいます。その状態をうまく刺激して利用しているのです。
そして大抵これらを誘い文句にしている人たちは浅い知識と都合のいい解釈で悩める人たちを自分の世界へと洗脳していきます。
洗脳状態では「何となく楽になったかも...」と思うこともあります。
けれどそれは思い込まされているだけであって根本的な問題である潜在意識にはなんら変化をもたらしてはいないのです。
こんな偽スピリチュアルでは救われるはずなどなく、無駄に時間や金銭を費やしてしまうだけ。
こんな犠牲者を出したくないと思いから、私が正しくスピリチュアルの真意を伝えていこうと思いました。
そもそも一般的なスピリチュアルは神話や宇宙を舞台にしていたりと空想じみた世界観で語られていますが、そもそもそれが間違いなのです。
ではスピリチュアルの真意とは？
それは自分の心の問題、心理学の一種なのです。
それを高次元だとかハイヤーセルフだとかツインソウル、ツインレイなどと表してファンタジー化して親しみやすくしているだけです。
わかりやすいから胡散臭くも聞こえます。新興宗教のそれも似たような世界観です。
どうしても精神世界を語る人たちは神や絶対的で聖なる存在を立てたがります。
よく後光がさす人間の絵がイメージとして使われていますね。
あれも要するに「尊ぶべき唯一の存在あってこそ」というイメージを植え付けたいだけであって、本来あの後光のさす人間も神も聖なる存在も全部「自分自身」なんです。
けれど迷える人を支配し利用したいという良からぬ目的を持った人たちが、自分たちの都合に合わせた崇めるべき存在として教祖や神などを創り上げたに過ぎません。
自分にとって本来絶対的存在である「自分」という存在や価値を奪って、偽物の絶対的存在を植え付けて「この方の言う通りにすれば救われる。幸せになれる。」などと語っているだけなのです。
なので騙されてはいけません。
自分を救えるのはハイヤーセルフでも教祖様でもなく「自分自身」だけなのです。
なので本当に救われたいなら自分自身の深層心理、潜在意識と向き合わなければいけないのです。
皆さん、どうか甘い誘い文句には騙されないようにして下さい。
心が弱っている時ほど人は騙されやすいですから。
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