親のせいで生きづらい人生を歩むあなたへ。

あなたは生きづらい理由が「親のせい」だと思ったことはあるでしょうか。
おそらく多くの方が思い当たるのではないでしょうか。
なぜなら私も長い間、そう信じて疑いませんでしたから。

これは本当に親のせいなのでしょうか。
だとすればその原因となる親をどうにかすれば生きづらいという感覚はなくなるのでしょうか。

それでは早速その原因と解決方法をお伝えしていきたいと思います。

親が奪ったものと親から与えられたもの

私は幼い頃から母から精神的な虐待を受け続けてきました。
今でも母との関係は良くはなく、お互いに距離を置いている状態です。

私は母から数々の悪影響を受けてこんなにも生きづらい思いをさせられました。

  • 母のせいで私はやりたい事も出来なかったし、いろんなチャンスを潰された。
  • 母のせいで私はイジメも受けてしまって、友達にも裏切られていつも孤立していた。
  • 母のせいで人間関係がうまく築けなくて社会人になってからも職場で苦労した。
  • 母のせいで私は自分の主張が出来なくなって、言いなりになるばかりの苦しく惨めな存在だった。
  • 母のせいで私は誰からも愛されず、人間嫌いになってしまった。

・・・これだけの思いをさせられたら、もはや「親せい」という説は疑いようもないでしょう。
だから私はずっとずっと母を恨んでいたのです。

そして私はいつもこんな事を考えていました。
「母がこの世からいなくなれば、きっと私は初めて生きる喜びを手に入れられる」
そう思っていたのです。

だから母が生きている限りは私は幸せにはなれないと思っていて、自分が何かにチャレンジして失敗するたび、挫折するたびに諦めたり妥協する理由にしていました。
それだけ正当でまっとうな理由だと信じていましたから。

親の教育がまともなら、子供は成長してからこんなに苦しまなくて済んだのに。
不適切な親のせいで、ねじ曲がった教育のせいで、なんの罪もない子供がその被害を受けてしまって生きづらい人生を歩まされてしまうだなんて酷すぎる・・・。
子供は何も悪くない。むしろ被害者なのだから・・・。
公園のブランコでパンダのぬいぐるみを抱える少女
こうして親の手によって人並みの幸せな人生を歩むチャンスを奪われ、生きづらい人生を与えられたのだと、親のせいと声を上げる人たちはおそらくこんな事を思っては嘆いていたのではないでしょうか。

これは確かに事実として間違いはないのです。
本当に親は不適切で間違った教育をしていたのです。
あなたが現状、こうして苦しんで生きづらいと感じているのが何よりの証拠ですから。

ではこうなってしまったこの現状と苦しみをどうすればいいのでしょうか。

対処すべきは親の方ではない

親に復讐すれば気が済みますか?
親から誠心誠意込めて謝罪してもらえたら許せますか?
親も自分と同じ目に遭えば納得しますか?

私はずっと「親をどうにかしたい、どうにかさせたい」と思っていました。
上記のことを母がしてくれたら私の気持ちも落ち着いてトラウマを克服出来ると思っていたのです。

・・しかし実際はそうではなかったのです。
実は上記のことは達成されていたのです。

生活費がないから仕送りして欲しいと泣きついて来た母を見捨てました。
母が感情だけで怒鳴りつけた後に謝罪された事があったけれどいまだに許せてはいません。
母は子供時代、育ての親から虐待を受けていたことを知りました。

けれどこれらを達成しても私の生きづらいという苦しみも、親のせいという怒りも何も解決出来なかったのです。

そう、私は「親のせい」にするあまりに自分自身を見ていなかったのです。
母が不幸になれば自分は幸せになれるとそんな相対的なストーリー展開を信じ込んでいたのです。

しかし親がどうなっても自分の生きづらさにはそこまで関わりはなかったのです。
向き合うべきは、対処すべきは「自分の心の状態」なのだと悟ったのです。

ではなぜ、ずっとそこに気付けなかったのでしょうか。

それは弱って傷付いた自分の心と向き合うのが怖かったからです。

散々母から痛めつけられたかわいそうな自分の心をもう見たくなかったのです。
そしてトラウマなんて苦しくなるから思い出したくもなかったのです。
豪華な装飾の鏡
だからこうやって本当に向き合うべき所を見ないようにして逃げまわって「親のせい」にしていたら楽だったのです。
けれどこんな状態を続けていたから、いつまで経っても生きづらいという苦しみを抱えたままになってしまっていました。

自分でもそれが良くない選択だとはどこかで気付いていたのです。
しかし肝心の一歩が怖くて踏み出せずにいました。

しかし私は「もうこんな苦しい思いはしたくない」と決意してついに自分の心の奥底やトラウマと向き合い始めたのです。

大事なのは自分の心の状態

この対処法はすぐに結果が出るものではありませんでした。
それなりの時間も精神力も要しました。

今まで向き合えず逃げていたほどの部分を改善していくのだから、抵抗や反発する意識も当然出て来ました。
しかしそれでもちゃんと効果は出たのです。

今までの私が嘘のように生きづらいという感覚がなくなっていったのです。
そして自然と母に対する怒りや憎しみの「親のせい」という感情すらわかなくなったのです。
これには我ながら本当に驚きました。

復讐や不幸を同調させたいというネガティブ思考までも消えてしまうなんて・・・。

そんな改善と克服を果たした私は様々なことにチャレンジをしたくなって、意欲的に行動するようになったのです。
その一番がこのブログです。

今までの私なら「PCなんて持っていないし、今更ネットなんて覚えられないし・・・」と最初から諦めていました。
ノートパソコンを触る手
事実PCを買いたいという気持ちも買えるだけのお金もあったのに「どうせ無理」という否定意識が前提にあったことで10年くらい買わない選択肢のままで過ごしてきたのです。

この否定的な意識を持っていたのも母から「あんたなんかに出来るわけない」と幼少期に散々言われたことによるものでした。

確かにネガティブ思考は母から植え付けられたものでしたが、私は「PCを買えないのも母のせいで否定的な思考を植え付けられたせいだ。」という言い訳にしていたのです。

しかし今ではPCの扱いに四苦八苦してはいるものの、設定方法などを調べながらこうしてブログも立ち上げられたのです。
私はただ単に「わからないから怖い、不安」という自分の気持ちに負けて挫けてしまっていただけで、それを「親のせい」とこじつけていたのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

確かに親があなたにしたことは人として教育する側としても非常識で不適切でしょうし、とても許されるものではありません。
あなたをここまで追い詰めて苦しめていることは紛れもない事実です。

しかし本当に生きづらい人生から抜け出したいと思うのであれば親のせいにするだけではなく、自分と向き合う決意が必要となります。

なかなかここに踏み出せなくて他の道はないのかと探して迷っている人も多いことでしょう。
もっと楽して生きづらさから抜け出せないかと思っていることでしょう。

しかしどんな道を選択しても結局は「自分と向き合う」という壁に当たることになります。
そこを越えない限りは先がないからです。

怖いのはよくわかります。
私も先が見えないこと、本当に克服や改善出来るのか、そうなったらどんな自分になってしまうのかと不安でしたから。

だからこそ、その不安を味わった私がサポートしてあげられたら、その不安も含めて安心させてあげられると思っています。
お手をする犬
まずはあなたの今抱えている心の悩み、そして聞いて欲しい体験談などがあればぜひお聞かせください。
そこから少しずつ、不安を取り除きながら一緒に進んでいきましょう。

それではこのあと、ブログを充実させるためにSEO対策の勉強をしたいので今日はここまでとします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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