
「こんなに真面目に頑張っているのに、なぜ自分ばかりしんどい思いをするのだろう…」
はっきりとした理由がわからず、疑問や悩みを抱えてしまっていませんか?
私自身も学生時代から社会人にかけて、真面目であるにも関わらず嫌味や言いがかりをつけられるなど、いじめやハラスメントの対象になってしまい苦しい経験を繰り返してきました。
この記事では真面目すぎる人ほどなぜ生きづらくなるのか、人間関係にまつわる原因と具体的な対策を私の体験談を交えながらお伝えします。
真面目なのにしんどいと感じるのはなぜ?
真面目さは本来とても尊いことですが、「真面目すぎる」と裏目に出てしまって人間関係の中でしんどさを抱える原因になりかねません。

真面目すぎる人が抱える生きづらさ
- 人に迷惑をかけてはいけない
- 言われたことは必ずやらなければならない
- 自分の意見を言うのはわがまま
こうした考え方は一見美徳のようですが、過度になると我慢や自己犠牲につながり、周囲からは「言う事を聞く便利な存在」と軽く見られてしまいます。
私は何度か職場を変えたにも関わらず、どの職場でも常に誰かのターゲットにされて嫌な目に遭っていました。
場所や人が変わっても繰り返されてしまうという現実には絶望すら覚えていました。
「きっと私は呪われていて、どんなことをしても不幸な人生しか歩めないようになっているんだ・・・」
「前世でとんでもない悪い事をしていたからこんな形で罰を受けているのかもしれない・・・」
こんな思い込みを本気でしていた時もあったほどです。
「拒否できない」がしんどさを招く

真面目な人がしんどいのは、NOと言えないことが大きな原因です。
「怒られたらどうしよう・・・」
「相手に悪いから」
「関係性が気まずくなるのが怖い」
私もかつて勤務先でセクハラを受けたときに「嫌だ」と言えずに、ただ我慢するしかありませんでした。
その結果「何をしても反発しない人」と見なされてしまい、周囲からは助けてもらうどころかモラハラの標的にされるという悪循環に陥っていたのです。
しかも不思議なことに荒っぽい言動などしない温厚な人が、なぜか私に対してだけキツく当たってきたりイライラした態度を見せるのです。
職場や学校で真面目な人が狙われやすい理由
このような状況を招くのは、権威に従ってしまう無意識の癖があるせいです。
真面目すぎる人は「上の人の言うことは絶対」と思い込みがち。
そのため理不尽な指示や要求にも逆らえず、言いなりになってしまう傾向があります。
私の場合、真面目だと思っていた姿勢に「無抵抗で弱い」という要素を含んでいたのです。
そしてこれらは子どもの頃に親から刷り込まれた「歪んだ教育」が原因でもあります。
真面目な人が「便利な人」扱いされる背景
他者承認欲求と尽くしすぎの悪循環
真面目な人は「嫌われたくない」「みんなにとってイイ人でいたい」という思いが強く、必要以上に尽くしてしまう傾向があります。
結果として「この人は頼めば何でもやってくれる」と思われ、搾取されやすい立場になってしまうのです。
私の体験談:ノートを貸し続けた高校時代
高校の頃、私は同級生に授業内容を書いたノートを貸していた時期がありました。
それは特に仲が良いという子ではなかったのですが、席が近かったというのと私がいわゆる「優等生」であったから。
最初は感謝されたり良い人と思われて嬉しかったのですが、貸す頻度がどんどん増していったのです。
しまいには授業寸前までノートが戻って来なくて慌てて探し回ったら、貸した子が勝手に他の子にまで貸してしまっているという状態に。
この時、心の中ではモヤモヤしたものがありました。
私が授業を真面目に受けて頑張って書いたノートを頼りにして、彼女たちは授業をサボっている・・・。
こんな形はさすがにおかしいと感じたのです。
この経験から「余計な善意は人を堕落させることもある」と痛感しました。
しんどさから解放されるための考え方と対策
「自分軸」を持つことの重要性
真面目な人は他人の期待に合わせすぎて、自分の気持ちを置き去りにしてしまいがちです。
そこで大切なのが、「自分はどうしたいのか」という自分軸を持つことです。
自分軸があると、理不尽な要求に対しても「それはできません」とはっきり言えるようになり、心がぐっとラクになります。
自尊心という絶対的なお守り
人間関係で悩んでいるとき、自尊心が低いと「自分が悪いのでは…」と自分を責めがちになります。
しかし自尊心があるとそういう意識にとらわれることはなくなります。
「自分がしんどいなら断っても大丈夫」
「真面目な自分は誇り高い存在」
そう思えるだけで、不思議と人間関係の質も変わっていきます。
自尊心とはあなただけの大切なお守りなのです。

「相手を変える」より「自分を変える」方が早い理由
真面目な人ほど「不真面目な人の方が恵まれるのはおかしい。」と思ったり、相手が改心するのを望んだことがあるのではないでしょうか。
しかし残念ながら相手を変えることはとても難しいのです。
人は様々な経験の積み重ねで「そういう仕上がり」になってしまうので、簡単には変えられないのです。
復讐や因果応報を期待しない
不真面目な人にはいつか天罰が下るはず」そんな考えが浮かんだこと、ありませんか?
イタい目をみる出来事があれば反省して心を入れ替えてくれるかも・・・と期待しがちです。
しかしその思考はネガティブ要素を発生させるのです。
なのでそんな期待エネルギーを外に向けるよりも、自分の考え方や行動を変えた方がずっと早く人生も心もラクになります。
まとめ:真面目さは長所。しんどさを手放す勇気を。
真面目であること自体は素晴らしい長所です。
ただ、真面目すぎて自分を犠牲にしてしまうと、しんどさや生きづらさにつながります。
- 「NO」と言う勇気を持つ
- 自分軸を大切にする
- 自尊心を育てる
これらを意識するだけで真面目さは弱点ではなくなり、あなたを輝かせる力に変わります。
どうか「真面目だからしんどい」と思い詰めず、真面目さを自分らしさとして活かしていってくださいね。
疑問や質問などがあればコメント欄やメッセージにて受け付けています。
私の出来る範囲でお答えいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
それでは読んでいただきありがとうございました。