血の影を落とす赤い蝶
あなたは他人の不幸話は好きですか?

復讐系やいわゆる「スカッとする」漫画やドラマは好きですか?

不倫や浮気、略奪愛のストーリーは好きですか?
ベッドにうずくまる女性
もし自分の人生を幸せにしたい、もしくは生きづらさをなくしたくて頑張っている人であるなら、正直こういう系統のストーリーはあまりハマってはいけないと思っています。
ネガティブな要素というのはただでさえインパクトが強く、脳内に残るものです。

自分の身に危険や不安が及ぶものに関して身を守るための本能でそうなってしまうからです。
その人間の本能をうまく利用したのがこの手の話題なのでしょう。
だからこそやたらと惹きつけられるのです。

「見るだけなら何も問題ないでしょ?実際にそんな行動さえしなければいいんだから。」
止まれの標識
確かにその通りです。

けれどそれが落とし穴なのです。
様々な不幸や復讐ストーリーを繰り返し視聴することによって脳内に焼き付いたストーリーはやがて潜在意識へと落とし込まれます。
するともう無意識下のものとなり自分ではコントロール出来ない状態になるのです。
ラジコンのコントローラーを持つ手
あなたが「やらないから大丈夫」と思っているそれは顕在意識というもので、わずか3~5%の部分しかありません。自己コントロール出来るのはそこまでです。
対して潜在意識は95%~97%という割合を占めています。これが私たちを動かす大部分なのです。

なので望んでもいないのに自分の生活でも不幸シチュエーションを発動させてしまう展開を引き寄せてしまうのです。
日常生活のふとした瞬間に「自分もそうなるかも・・・」という疑心暗鬼が生まれ、本来何事もないことにまで疑惑を持ち始め、周囲の人々をも疑うようになるのです。
うずくまって睨み付けるシャム猫
そして一見スカッとする、この話題についてもやはり最初は何らかのトラブルに巻き込まれることが前提となります。
その後幸せになれるとしてもわざわざこの「いったん不幸になる」という経緯、これは必要はありません。

ストレートに幸せなった方がいいに決まっています。

苦労や努力を経緯した方が後の救いや幸せの価値が大きくなるという感覚があるかもしれませんが、わざわざ自分を奈落の底に落とすなんて心の自殺行為です。
常に自分を落とし込む、そうしなければ満足感や達成感が得られない、そんな癖が付いてしまったら危険です。
雨粒のついた綺麗な蜘蛛の巣
ではなぜそういう思考になっている人たちが多いのでしょうか。

それは世間一般の声のせいです。

世間ではどうしても「努力や苦労を経た幸せこそ本物」という傾向が蔓延しています。
むしろ楽して幸せになれる人はズルいとまで言われるような状況です。

こうやって世間からの植え付けによる影響はかなり大きいのです。
TVやSNSを通じて日頃からこういう話題や価値観を何気なく目にしただけで、世間の常識を刷り込まれ、自分の常識として思い込んでしまっているのです。

なので積極的に不幸を好んだり、しなくてもいい努力や苦労に身を置かないようにしてください。
それが本当に幸せなれる近道ですから。
ハートがたくさんのイルミネーション
それでは練習として冷静に感情的にならずにこの一件を読んでみましょう↓

 

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