自信がない人ほど、これを読み終えた時には人が怖いとは思わなくなれる。

人と接することが苦手な人というのは、自信がないということから「人が怖い」という感情を抱きがちです。

けれど人が怖いだなんて気付かれたくないからと、表面上ではいくら上手に取り繕っているつもりでも、内心ビクビクしているなどの怯えや自信のなさはやはり隠し切れずに、言葉や態度のどこかに表れてしまっているのです。


これはまさに私自身がそうだったからこそ言えるのです。


―とある職場に転職した時の事、自信がない自分や人が怖いと思っている本心を隠して、普通に完璧に堂々と振る舞っていたつもりだったのに「ビクビクして怯えているように見える」とそう指摘されたことがあったのです。
これには私も本当に驚きました。


なのでいくらごまかそうとか隠そうとしてもそれは難しく、しかも滲み出てしまっている自信のなさや人を怖いと思う恐怖心によって様々な弊害や悪影響を受けてしまうのです。


ではそんな状態で生きづらさを抱えてしまっている人たちが救われるにはどうすればいいのでしょうか。
この記事ではそんな人たちが陥っている様々な原因や、自信がない状態からも抜け出せるようなアドバイスをしていきたいと思います。

二匹の寄り添う子猫


私たちが人としてこの社会で生きている限りは人とのつながりというものは必要不可欠です。

何をするにも人が関わっており、街中を歩くだけでも通行人がいますし、無人島にでも行かない限りは人の存在を避けて生きることは出来ません。


しかし現在はコンビニやスーパーなどもセルフレジとなり、店員さんとコミュニケーションを取らなくても買い物が出来るようになる機会が一気に増えました。

カフェなどでもQRコードでの注文やファミレスなどではロボットが配膳をしてくれるような状況になっています。

これによりお店によっては入店から退店まで、まったく店員さんとやりとりせずに飲食出来るようになりました。


この人との繋がりが希薄になったことをあなたはどう思っているでしょうか。

人と接することが好きな人にとっては、何だか気持ちのぬくもりがないから寂しいと嘆く人もいるでしょう。

しかし人と接する事に自信がない、人が怖いという人にとっては便利になった、無駄なやりとりがなくなってホッとしたと安堵する人など、逆に利用しやすくなったと喜ぶ人もいることでしょう。


いわゆるコミュ障にとっては嬉しい時代になったかもしれません。
ちなみに私は正直にどちらかというと後者派です。


もちろん私は今、自信がない状態を克服して生きづらさを改善したことで昔ほど人が怖いとか人と関わることへの煩わしさは感じなくなったものの、やはり気が楽なのです。

おそらくこれは私の真性によるものなのでしょう。


そのために自宅から左右それぞれ歩いて1分のところにファミリーマートとセブンイレブンがあるのですが、やはり完全セルフレジのファミリーマートを利用しがちです。


しかしそれでもやはり衣食住すべてにおいて人が関わっているのですから、そんな中で人が怖いと思ってしまっていたり、自信がないからと人との接触を避けているなら相当に苦しい状態ということになるのです。


ではこれらを改善していくために4つのパターンごとに分けて解説していきたいと思います。


ちなみにこの4パターンはすべて私自身が体験したものです。

私はベースとして自信がないことと人が怖いというものを抱えていましたが、期間によってその原因や心情が異なっており、各々において葛藤や悩みと苦しみを体験してきました。


あなたにも当てはまる項目がありましたら、参考になるかと思いますので読んでいただけると嬉しいです。

大きな犬に怯える子猫


このタイプは常に完全に人を嫌っていたり、人が怖いという感覚を抱えてしまっていることで、とにかく出来る限り人と接したくないという究極の状態です。


それは年齢、性別、国籍問わず全人類が対象であり、人と関わる仕事も避けたり交流の場所も避けたりと徹底して人と関わらないことにこだわりながら人に怒り、人に怯えて、更に自分をも嫌っているので自信がないという状態にもなってしまっているのです。


ではなぜここまで人に対して強い拒絶反応を抱くようになってしまったのでしょうか。


それは他人への嫌悪感や憎しみを抱く何らかの体験をしたことによるものが原因となっています。

そしてその際に誰も助けてくれなかった、共感や協力者などがいなかったことから「人は誰も味方になってくれないもの」という絶望を抱えてしまい、全人類が自分の敵であるという捉え方になってしまっているのです。


その原因とは以下の2通りが考えられます。

人が怖いというトラウマ
いじめや虐待など何らかの暴力や精神的被害を受けたなどで恐怖を感じた事があるため、自信がない自分なりの危機回避方法として判断した、過度な拒否行動と拒否意識。

人が嫌いというトラウマ
自尊心が傷付くことや一方的に否定をされたなど嫌な思いをしたことによって、人に対する憎悪や嫌悪感などによる拒否行動と拒否意識。

幼少期などに支配されていたり制限や我慢をする関係性にあったことで、人と関わると自由が奪われたり、自分の思うことが出来ないなどの思い込みがある。
それにより人と関わってもいいことがまったくないという失望感や諦めを抱いている。

これらの原因から幼少期から自信がないまま大人となり、自分の心身を守る精神的余裕がないことで「人と関わることで心身が負うリスク」を避けようと無意識のうちに人を避けるという選択や行動を取っていた結果、いつしかそれが「人が怖い」という感覚になってしまっていたのです。


そして更にはその感覚から被害妄想や予期不安によって自身で状況悪化に拍車を掛けさせてしまう場合もあります。


ではこのような状態から改善して抜け出すにはどうすればよいのでしょうか。

並んで座る猫と犬


まずは自信がない状態から脱することからスタートになります。
つまり自尊心を持つことです。

ここから始めないとこの先どんな心の改善策に取り組んでも、その対策を受け止めたり効果を発揮するための「器」がない状態だと意味がないからです。


そして自尊心を得たあとに、この世のすべての人間を恐怖や憎悪の対象にしてしまうその意識を改善することが必要になります。


確かに過去、一定の人から怖い思いをさせられたかもしれませんが、この世の中すべての人から傷付けられたり攻撃された訳ではないはずです。
それは絶望したショックやパニックにより被害妄想に陥っているというだけのことなのです。

現実にはそこまであなたを攻撃する敵や状況はありませんのでどうか安心してもらいたいのです。



ここで少しずつでいいので冷静になって思い出して欲しいと思います。

あなたが苦しみの渦中にあったとしても中には優しい人や、理解者、共感してくれた人も少ないかもしれませんがいたはずです。

それを思い出してみてください。


その内容はどんな些細なことでも、どうってことのない経験でも構いません。

例えば
「笑顔で挨拶してくれた近所の人がいた」
「コンビニの店員さんが優しい対応をしてくれた」
こんなことでもいいのです。

世の中の基準にあるような優しい人でなくても「あなたの心がホッとした」「気持ちが和らいだ」と感じた事であれば何でも構いません。

ここではあなたが幸せに感じることが大事なので世間の基準は必要ありません

笑っているような表情のコリー


そしてその思い出せた人が1人しかいなかったとしても、これは数の問題ではありませんので全然大丈夫です。

重要なのは1人だけであっても「いた」という事実と現実を認めて受け入れるということなのです。


被害妄想で覆われてしまったネガティブな思い込みを「この世の中は悪い人ばかりではない」と書き換えるために、その真の現実を受け入れ認めることが対策になります。


それでもどうしても優しくされた経験数が少ないことが気になってしょうがないという場合は、そういう苦しい現状下ではそのような良くない人や状況を引き寄せてしまっていることで、どうしても嫌な人と関わりやすくなってしまっていることが原因だという理解をして欲しいのです。


なので改善されればそのような不適切な関わりというものはなくなって、次第に優しくて協力的な人とのつながりが自然と増えるようになります。


このように自信がないまま人間全部を恨んでいたらいつまでも人の存在が怖いままになってしまいますし、負の感情を持っている限りは現状は良くならず生きづらさからは解放されないのです。

つまり「自分がどんな意識状態にあるのか」ということが大事なことなのです。

ソファーに並んで座る子供とその間に犬

このタイプは人が怖いと思う反面、友人や恋人だけは欲しいというものなのですが、ただし余計な人間関係は避けたいという、何とも都合の良いわがままな欲求を持っている状態です。


これは「心のより所」や「自分による支配が可能な人」だけ、つまり自信がないからこそ自分都合の人間関係だけを求めているというものです。

なので相手の気持ちや立場などに関してはほとんど気にしていない事が多く「自分さえ良ければ」的な考え方を持ってしまっている傾向にあります。


更にこのタイプの不適切な点は、心許せる友人1人や恋人が出来るとその人に依存したり固執してしまう傾向にあるので独占欲も強いようです。

そして自分だけのための安心安全な精神的コミュニティーを形成出来たら外部との関わりを絶ってしまいがちです。



例えば「家族との繋がりさえあればいい」という思考から友人関係も職場でのつながりも絶ち、閉鎖的になるなどです。

これは家族は自分が支配出来る存在であるという認識を持ってしまっている場合に見られます。


これこそが自信がない事の表れによるもので「自分でコントロール出来ない人は怖いから関わりたくない」ということで避けてしまうというものなのです。

ユニークな顔のロボット


ちなみに私の母がまさにその状態でした。


―母はとにかく外部の人間関係に対して消極的で閉鎖的な人でした。

それでいて家庭内では父も私も弟も支配していて、何もかも自分の思い通りにさせては理不尽を押し通したりと自分勝手に振る舞っていたのです。


母は外に働きに出ることは一切なく、衣類のボタン付けやタグの取り付けの内職をしていました。
もちろん月の収入は数千円程度。

なのにいくら父の稼ぎが少なくても外に働きに出ることせず、その理由が「人と関わりたくないから」ということで断固拒否していました。


更に母は普段からやたらと近所の人の動向を気にしていて「隣の〇〇さんがまた見てた。」などと被害妄想レベルの感覚に陥っていたので、外出する時にはとにかく近所の人に見られないように必死になって策を練ってばかりいました。


そうやって近所の人に怯え、恐れているにも関わらず自分は「お向かいの△△さんのとこの娘、帰省してきてた。」「斜め向かいの家に知らない車が何時間も止まってる。誰か尋ねて来ているみたい。」などとしっかり観察しているのです。



これぞまさに自分は良くて他人はダメという典型的な例です。



ちなみに母は父方の親戚を心底嫌っていました。
これもまた特定の原因など一切なく、単なる母の一方的な被害妄想とネガティブな思い込みによるものでした。


そして父が亡くなった時にも「葬式に来て欲しくないから」という理由から父の姉家族に一切訃報すら知らせずにいたのです。


今はその親戚と縁を切ったらしいのですが、それによりますます外部とのつながりはなくなり、現在は私の弟だけを頼って生きているような感じです。



まさしく自信がないことで人が怖いと感じてしまう人の成れの果てとも言えるでしょう。


ではこのようなタイプの人たちが私の母のような末路にならないためにはどういう対策が必要なのでしょうか。

シーソーに乗った犬


当然不適切な人とは繋がったり関わる必要はありませんが、害のない人まで避ける対象にするというのはさすがに極端すぎます。

冒頭でも述べたように人との関わりはどこでもあるもので必要不可欠なのです。


それにも関わらず自信がないことによるわがままや負の目的から、自分勝手で都合良い人とだけの繋がりを求めてしまうとどうしても良くない状況を招いてしまいます。

この世の中とはそういう「構築」になっているのです。


例えば道を聞いてくる人にも
「面倒くさいから相手にしたくない。」
「この私が認めた人でないなら関わらなくていい。」
などという意識で避けたりしていたら、不適切なのはむしろあなたの方になってしまうのです。

そうなるとあなた自身が適切な人から避けられるタイプになってしまいます。



もちろん急いでいる、道がわからないという正当な理由なら断っても構いません。
しかし余裕があって知っているにも関わらず歪んだ認知によって断る、無視するという思考が良くない状況を招く原因となっているのです。


なので基本的には人と接することを前提とする思考を持って欲しいと思います。

そのためにはまず前章の対策でも述べた「自尊心を持つこと」が最初にすべきこととなります。


自尊心を持てれば自信がない状態から脱することが出来るので、そうなれば人が怖いと思うこともなくなり、自分の支配が及ぶ人や自分都合の人とだけのつながりなど作らなくても周囲の人たちと良い関係を築いていけるようになれます。


そうやって人と接した結果、良い悪い、合う合わないの判断をしてから今後どう接して行くかを決めるようにするようにしてみてください。

最初からすべてを「余計な関わり」として避けることを前提にしてはいつまでも改善は出来ないのです。

お尻を向けてジャンプしながら逃げる鹿

ではここで偏食タイプの母に育てられた私も、当然のように自信がなく人が怖かったので、母と同じ思考になってしまったために抱えていたこんな生きづらい体験談を語りたいと思います。


―私はとにかく恋愛での出会いに恵まれていませんでした。

そもそも友人が少なく、人との交流には消極的だったので出会いのきっかけすらなかった私は出会い系サイトでしか男性との出会いがなく、不適切な人とばかり関わっていました。


もちろんマッチングアプリなどには真剣な出会いを求めていたり、いい人がいる場合もあります。

ただ私の見る目がないことと、選ぶ条件が自分都合ばかりだったためにそれが良くない現実として反映されていたというのが最大の原因です。


しかし当初はそんな原因にすら気付いていなかったので、「私には恋愛運がないんだ・・・」「私ってそんなに魅力がないのかな・・・」とそこばかりに悩み、モテるための方法を必死に探し求めては実行していたのですが、どんな方法も効果が出ることはありませんでした。



やがて私は心の問題を解決していくにあたり、ようやく自信がない状態から抜け出せた頃のこと。

ある日ふと「私の恋愛運のなさの原因は私の偏った人間関係の求め方なのでは?」ということに気付いたのです。


そもそも「恋愛はしたいが人が怖いから余計な人との関わりは避けたい。」こんな意識が当然のように私の中に根付いていて、そこに何の疑問も持てていなかったのです。
普通であればこんな矛盾はおかしいと思うものでしょう。


要するに私は人を避ける前提でいたからこそ恋愛運や適切な人との出会いまでも遠ざけていたという状態に陥っていたのです。


そこから改心して「これからはちゃんと人と関わっていこう。もうむやみやたらに人を避けないようにしよう。」と決意したその1ヶ月後に、仲良くなった職場の人を通じて夫と出会う事が出来たのです。


このように人間関係は他の弊害まで生み出すものであり、それだけ重要だということを実感出来たのでした。

威嚇する猫

このタイプは基本的に人は嫌いではないのですが、自分に自信がないことにより苦手意識があってうまく接する事が出来ないことで人が怖いと感じてしまう、という状態のものです。

当然友人や恋人も欲していますが、望んでいるのは歪んだ関係性ではなく、友好的でお互いが尊重しあえる関係性として望んでいます。


なので前の2つのタイプとは違って人と関わることにはさほど抵抗はないものの、人との正しい接し方や適切な距離感がわからないという悩みを抱えてしまっていることがあります。


例えば心理的距離や物理的距離が近すぎる、遠すぎるなどで人が不快に感じてしまって離れてしまうパターンなどがあります。

本人は良かれと思って友好的に接しているつもりが、相手にとっては「初対面から馴れ馴れしい」と不適切な人と判断されてしまったりするのです。

良く言えば人懐っこい、悪く言えば人の心に土足で上がり込むタイプとも言えます。


ただしこの感覚や許容範囲は人によって違うので許される人もいますし、無理だと判断する人もいるのでそこは見極める必要があります。


こうして人が離れてしまう経験が多くなってしまうと、自分は何か良くないことをしているのだと勘付くようになります。

しかしその原因がわからない事で人との接し方に自信がなくなり、やがて人と接する事が怖いと感じるようになってしまうのです。



それからまた別のパターンとしては人と友好的に接することが出来ているにも関わらず、自信がないことで「自分は嫌われているのではないか」という疑心暗鬼自信喪失により人が怖いと感じて避けてしまう人もいるようです。

こういった人は真性が優しく気遣い屋なタイプが多いかと思います。


しかしその過度な気遣いと思い込みからみずから人とのつながりや縁を絶ち切ってしまうこともあります。
いわゆる「リセット症候群」と呼ばれるものです。

ではこのような経緯のパターンによる、自信がないことで人が怖いと感じてしまう人の場合はどういった対策が良いのでしょうか。

西洋の建物の上から威嚇するドラゴン

このタイプの人たちは元々、正しい人間関係を築ける意識はあるので、問題解決に前向きな姿勢であるということがメリットとなります。 


そこで対策としては意識におけるものよりも関わり方の改善が有効となるでしょう。
もちろん、自尊心の欠如がある場合はそちらを先に取得することが必要です。


原因としてはおそらく幼少期に親とのつながりや関わり方が適切でなかったことで、人との正しい関わり方を学べていないということかと思われます。

更に親が閉鎖的であまり外部の人と関わりたがらない人だった場合、子供もやはり人と関わる経験が十分得られずに、人との適切な関わり方を学ぶ機会を得られないままということになってしまいがちです。


なので大人になった今からでも少しずつ人との接し方を実体験を通して知って身に付けていくことが必要です。


もしくは「人と接する時にはこうした方がいい!こうするべきだ!」などの自分の固定観念に囚われていることが原因である可能性もあります。

その場合は自分のどういった接し方や振る舞い方に問題があるのか、何が悪いのかということをわかっていなかったり気付けていないので、仲の良い人や信頼出来る人などに聞いてみると良いかもしれません。


客観的な視点から「あなたには人と接する時にこういう癖や悪い所がある。」と言ってもらえる機会というのはあまりなかったりするので、あえて聞くことでそこから自分の不適切さを発見できる機会となるからです。



ちなみにこの「人と適切な距離感が取れない」という原因としてはADHDやASDなど発達障害の可能性もあります。

この場合は心の問題では改善されませんので、対応可能な専門機関にて調べてもらうことをおすすめいたします。

羊の群れがぎゅうぎゅうになっている

このタイプは他人が側にいるとなぜか息苦しいとか不快な気分になってしまう、そしてひとりで誰もいない空間だとホッとするという状態のものです。

この感覚ゆえにあえてひとりになろうとしてしまう意識が常にあるので、どうしても人に対して良いイメージが湧かず人が怖いと思いがちです。


結果、自分から人との関わりを絶つことで周囲からも避けられるようになり孤立してしまいます。

そしてそんな孤立した自信がない人をまるで肉食獣が群れから離れた草食獣を狙うがごとく、攻撃的な人や支配的な人に目をつけられて利用されてしまうという弊害にも繋がってしまうのです。

この悪循環によって人が怖いという感覚が更に助長されてしまうこともあります。

更にパターン別としてはこんなこともあります。
誰かといても楽しいことより嫌な気分になることが多かった、というものです。


これは自分の心が他人のペースに乱されてしまいやすい、つまり相手の影響を受けてしまいやすい「感覚過敏」である可能性も考えられます。

つまり自信がない状態なので自分が確立されておらず、他人に侵害されやすい状態にあるため、人から脅威を受けてしまって人が怖いという感覚に至ってしまうのです。



そしてこれは「他人軸」になってしまっているとも言えます。

他人中心で他人優先の思考になっているために、人に合わせすぎてしまうことによる疲れや無意識での嫌気によって心がクタクタになってしまうのです。


これらは一見「自信を持つ」とは関係ないように見えますが、自信がない、つまり自尊心がないからこそ相手主体の振る舞い方をしてしまっているということなのです。

こうして人が怖いと感じてしまう自分を確立して、人アレルギーを発症させてしまうのです。


ではこれらのタイプの場合はどういった対策をすればいいのでしょうか。

電線に鳥の群れが感覚を開けて止まっている

感覚過敏であるなら自分の繊細な心を守るために、心理的な境界線を引くことが対策となります。

これは相手を拒否するとか受け付けないとかではなく、相手のペースや相手の感情に流されないよう「巻き込まれてはいけない」と自分に言い聞かせる、ということです。


今まではおそらく相手に流されるのが当然だという思い込みで生きて来てしまった事でしょう。

そこで自分の意識と相手の意識に正しい境界線を引き、別物であるということを知る必要があります。


そして優先すべきは自分の意識であるということを認知してみましょう。

まずは人と接している時の自分の状態を自覚すること、自信がない自分は相手からの振る舞いの何がどう苦しいのか、嫌なのか、怖いのかを自問自答してみてください。

そこからひとつずつ対処していくと漠然としていた「人が怖い」という原因が見つかる事があります。


そして自分軸を持ち他人に合わせすぎない振る舞い方を身に付けるようにしていきましょう。

これは他人にすべて合わせる事が良いこと(善である)という意識をなくすということです。


いかがでしたでしょうか。

おそらく多くの人は「自信がないから人が怖い」と思い込んでしまっているのでしょうが、実はその怖さとは「原因がわからないから怖い」ということもあるのです。

人は正体不明なものや原因不明なものに恐怖を抱いてしまいがちです。
なのでそこさえ明かされればおのずと対処法もわかるようになりますし、それにより改善に明るい兆しが見えることで安心感が得られます。


今回の記事でなにかしら自分に思い当たる原因があり、それにより「人が怖い」という恐怖心が少しでも和らげられたならと嬉しいと思っております。

そしてそこから自信がない状態の改善にもつながることを期待しています。


私自身、人への恐怖心を長く持っていたことにより本当に生きづらい時間を過ごしてきました。

なので同じ苦しみを味わうことがないよう、生きづらさを抱える人たちにサポートやアドバイスをしていきたいと思っております。


もし記事の内容に関する質問、相談などありましたら些細なことでも構いませんので、いつでもメッセージなどを送っていただけたら誠心誠意出来る限りのお答えをさせていただきます。
コメントフォーム、もしくはページの一番下の「質問などお問い合わせはこちらから」受け付けております。

現段階で人が怖いという方には直接的なやりとりよりも文章でのやりとりの方が安心出来ることもあるでしょうから、ぜひ活用してもらえたらと思います。


それでは今日はここまでといたします。
読んでいただきありがとうございました。



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