
人と接するのが苦手で「怖い」「不安」という感覚を克服したいと頑張っているあなたへ。
実はその背景には「自信のなさ」や「過去の経験」が深く関わっています。
私自身も長い間「人が怖い」という意識によって、仕事や人間関係で大きな生きづらさを抱えていました。
しかし原因を知り、少しずつ改善していく中でようやく心が軽くなったのです。
この記事では「人が怖い」と感じる人の原因を4つのタイプに分け、体験談を交えながら改善のヒントをお伝えします。
「人が怖い」という人の生きづらさ
社会で生きていく以上、人との関わりは避けられません。
買い物をする、仕事をする、街中を歩く・・・
そのあらゆる場面で「人」と接することになります。
近年はセルフレジやロボット配膳など、人との接触を最小限にできる環境が整ってきました。
人付き合いが苦手な人にとってはありがたい変化かもしれません。
実際、私自身も以前は人と関わることが苦手で、セルフレジのあるコンビニばかりを選んでいました。
そんな私は人が苦手という意識を隠して「普通」を装っていたのです。
しかしある時、「話す時、なんだかビクビクしているように見えるよ」と職場で指摘されてショックを受けた経験がありました。
その時に初めて、人が怖いと感じていることを隠しても言葉や態度ににじみ出てしまうものなのだと知ったのです。

4つのタイプ別「人が怖い」原因と対策
ここからは人が苦手というタイプを4種類の食のスタイルに例えて説明と対策のアドバイスをしたいと思います。
拒食タイプ(全人類を避けてしまう)
すべての人を避けようとするタイプです。
過去のトラウマや裏切り体験から「人は信じられない」と思い込み、自分を守るために徹底的に距離を取ってしまう。
全人類が敵ではないことを思い出す
自分を傷つけたのは一部の人であって、世界のすべての人がそうではありません。
たとえば「あの人は笑顔で挨拶してくれた」「コンビニの店員さんが優しかった」など、小さくても優しい出来事を思い出すことが大切です。
少数でも「味方がいた」という事実を認めることで、極端な思い込みから抜け出せます。
偏食タイプ(限られた人とだけ関わる)
友人や恋人など「自分に都合の良い人」だけを求め、それ以外の人の関わりを避けるタイプです。
これは私の母がまさにそうでした。
親戚やご近所さんを一方的に悪者扱いして、関わらなくていい理由を作っては避けていたのです。
こうして外とのつながりを断ち、家族だけと関わる(支配する)ことで安心を得ていました。
バランスの良い関係を目指す
「余計な人間関係は避けたい」という気持ちは理解できますが、すべてを拒絶すると必要な縁まで失います。
私自身も母の影響で人を避けるパターンが身に付いてしまい、恋愛面では出会い系で失敗を繰り返しました。
しかし「人と関わる前提で生きてみよう」と意識を変えた1か月後、職場の人とのつながりから今の夫と出会えたのです。
このように人とのつながりは人生を豊かにしてくれる要素でもあります。

過食タイプ(接したいけど不安定な関係性になる)
人と関わりたい気持ちはあるけれど、距離感がわからず失敗してしまうタイプです。
馴れ馴れしすぎて嫌われたり、逆に気を遣いすぎて疲れてしまったりします。
経験値を上げて関係性を学ぶ
このタイプは意識の問題というより「経験不足」であることが多いです。
信頼できる人に「私の接し方で気になることある?」と聞いてみるのも有効です。
ただしこれにはADHDなど発達障害の可能性もありますが、ここではそうでない前提でお話ししています。
人との距離感は「場数」でしか学べません。
小さな関わりを重ねることで「人は怖い」という思い込みが徐々に薄れていきます。
人アレルギータイプ(他人の存在に疲れてしまう)
誰かと一緒にいると息苦しくなり、ひとりになるとホッとするタイプです。
感覚が敏感で相手の感情や場の空気に流されやすいため、人と一緒にいるだけで疲れてしまいます。
自分軸を持ち、心理的境界線を引く
「相手の感覚に巻き込まれない」と意識することが大切です。
自分と他人は別の存在だと認識し、心の中に境界線を引きましょう。
「私は私」「相手は相手」と意識的に分けるだけで、人との関わりが少し楽になります。
まとめ
「人が怖い」と感じるのは、過去の経験によって自信がなくなり、恐怖心が住み着いているのが原因でもあります。
しかしそれを知り、適切な対策を取れば少しずつ克服することができます。
私も長い間、人との関わりに怯え、生きづらさを抱えていました。
ですが「怖さの正体」を知ることで安心感を得て、ようやく人との関わりを前向きに捉えられるようになったのです。
あなたもまずは「自分がどのタイプに当てはまるのか」を知ることから始めてみてください。
きっと改善のヒントが見つかります。
もしご質問や相談があれば、コメントやお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
