私は「自己肯定感が低い原因は親のせい」だとはっきりそう言えます。
なぜなら自分がその経験をしたからです。
様々な改善策に取り組んでいくとほとんどの原因が親にあるのだと気付かされました。
そこで今回は親の何が原因となったのか、そして自己肯定感が低い状態から抜け出すにはどうすればいいのか、その方法をお伝えしていきたいと思います。
自己肯定感とは?
最近、ネットや書籍でよく見かけるようになった「自己肯定感」という言葉、あなたはこれがどういうものかをご存知ですか?
まったく知らないという方はむしろ今から正しい意味を理解出来るチャンスです。
そして何となく知っているという方もぜひここでしっかり理解して頂けたらと思います。
「自己肯定感」とは自分自身そのものを認めてあげられる意識のことです。
それは良い部分も悪い部分も含めて、自分を否定しないで受け入れられることなのです。
そしてもし周囲の人から否定的な言葉を投げかけられても動じず、毅然とした態度で自分を貫けるという状態にあることです。
だから決して何でも完璧に出来る人になれるとか、そういう超人的な人を表しているものではありません。
なので誰にでも持つことは出来ます。
それは現在、自己肯定感が低いと思って嘆いているあなたも例外ではありません。
世間ではこの自己肯定感さえあればまるで無敵みたいな表現をしているものも見受けられます。
なので余計に喉から手が出るほど欲しいものでしょう。
特に親が原因で窮屈な子供時代を送ってきた人であるならば尚更のこと。
本来なら親が自己肯定感を高めてくれるはずなのに、その親が自己肯定感を低くさせる原因になるだなんてあってはならないことです。
おそらく多くの人が自己肯定感を高めるための方法を試された事があるのではないでしょうか。
様々な場所から得た方法に従って努力された方もいるでしょう。
・・・その結果はいかがでしたか?低いと感じている自己肯定感は改善されましたか?
実は私も様々な方法を試したひとりです。
自己肯定感さえ持てれば何とでもなる!そう信じて必死に習得しようとしたのです。
更に低い自己肯定感を改善出来れば原因となった親との因縁もどうにか出来るのではないかと思っていました。
私は主にネットから情報を得ていました。
そこには「自分を褒めてあげる」「失敗しても認めてあげる」「自分を責めない」「趣味を見つける」「音楽やアロマで気分を高める」などなど・・・沢山の方法が書かれていました。
これらのほとんど出来ることは全部やりました。
しかし、どうもしっくりこないのです。
そして何より結果が感じられないのです。
自己肯定感を持てると自然とポジティブ思考になったり、自信も持てるから何事も意欲的になったりすると書かれてはいますが、いつまで経っても私はそうはならなかったのです。
相変わらずネガティブ思考が原因となって、人と比べては自分を低く評価しては落ち込む私だったのです。
この時はまだ親が原因であるとは気付いていなかったため、低い自己肯定感にますます嫌気がさして躍起になった私はネットを検索していってスピリチュアルにまで辿り着きました。
しかし結論から言いますとスピリチュアルはあまりにもいい加減な情報が多く(もちろん正しい教えをしている所もありますが)それを知らない私は散々振り回されてしまったのです。
そして結局また自己肯定感を最初から学び直すという初期設定に舞い戻ったのです。
しかしそのおかげで原因が親にあるという事実を知り、少しずつ自己肯定感の低さからは脱することが出来始めたのでした。
自称・自己肯定感の低い男
実はちょうどこの時期、私にはこんな体験がありました。
婚活をしていた頃にマッチングアプリで理想の男性と知り合ったのですが、初対面から良い感じの雰囲気で「これはもう結婚まで間違いない!」と確信していたのです。
ところが3回目のデートで突然
「俺、実は自己肯定感が低くて・・・」
と打ち明け始めたのです。
彼が語るにはどうやら自分がバツイチになってしまったことへの自己卑下、そして弟さんの方が優秀で子供もいて素敵な家庭を築いているということでコンプレックスを持っているそうなのです。
私はその時、何も言わず黙って話しを聞くだけにしました。
事の深刻さに軽々しくアドバイスしては失礼かと思ったので、次回のデートまでに自己肯定感についてもっと知識を付けようと意気込んでいたのです。
ところが・・・
なんとそのデート以降、音信不通にされてしまったのです。
あんなに良い雰囲気だったのになぜ!?と本当に困惑しました。
しかしこれもまた彼の自己肯定感の低さが原因だったのだと思うのです。
恐らくは「あんなダメな自分をカミングアウトしてしまったからもう嫌われたに違いない。」とネガティブ思考に陥って勝手に自分でやりとりを終わらせてしまったのでしょう。
私はこの一件が本当に悔しくて「あの時自分がアドバイスしてあげられてたら・・・」などと思い、そこから本腰を入れて自己肯定感をもっと深く調べていこうと決意したのです。
そして私は心の悩みを論理的な観点から改善するためのオンラインセミナーを受講することにしました。
そしてそこでは親が原因で自己肯定感が低くなってしまうメカニズムを更に深掘りした知識を学び、世間に溢れている自己肯定感を得る方法は間違いなのか否かというこの疑問をも解決出来ることとなったのです。
実はネット上にある低い自己肯定感を改善するやり方自体は間違いではないと思われます。
ただ、それを実行するためにはある条件が必要だったのです。
心の土台作り
それは「自己肯定感を得るための心の土台作り」です。
私の場合は母親からの精神的虐待によって酷くネガティブ思考だったり、物事の捉え方が歪んでいたこともあって精神的には相当荒んでいる状態でした。
心の中に親が原因となるいろんなトラウマや障害があったせいで、これらが邪魔をしてしまって自己肯定感の改善策をすんなりと受け入れる事が出来なかったのです。
なのでまずは心の状態を整えること、それが必要だったのです。
おそらく自己肯定感を得よう、高めようとしてもなかなか成功しなかった人たちはこれが原因であると思われます。
そして私はいったん自己肯定感のことを忘れ、自分の心の状態を癒やすことに取り組んだのです。
その結果、心の問題が改善されると同時にあんなに低かった自己肯定感がいつの間にか自然と高まっていることに気付いたのです。
そう、心の土台がしっかり出来たことですでに取り入れていた自己肯定感を高める条件がやっと正しく発動したのです。
更にはあんなに私を苦しめる原因となっていた親すらも過度に恐れたりしなくなっていたのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このように誰もが同じ条件とスタート位置に立っている訳ではありません。
心の状態も生きてきた環境や経験によって様々です。
なので「皆と同じやり方で成功する」とは限らないのです。
あなたにはあなたに見合った解決方法があります。
自己肯定感が低いからこそ、そこばかり気になって取り組んでしまうのでしょうが、原因が親であるならまずはそこで傷付いた部分を癒していくという取り組む順番を把握する必要があるのです。
ただそれをひとりで見つけるのはなかなか難しいことでしょう。
なのでこのブログを通してゆっくりあなたの道筋を作って少しずつ心の問題を解決してもらえたらと思います。
もし悩みを聞いて欲しい、こんな時はどうすればいいのか聞いてみたいという方がいましたらぜひいつでもご連絡ください。
きっとあなたの力になれますから。
それでは今日はここまでといたします。読んでいただきありがとうございました。