険しいヒョウの顔
あなたは怒りによって心が掻き乱されることはありませんか?
その怒りから下記のようになってしまってはいませんか?

  • 八つ当たりしてしまう。
  • もしくはそれが実行出来ない事からフラストレーションを溜め込んでストレスになってしまう。
  • 「やり返したい」という復讐心に支配されて憎しみを抱きながら重々しい気持ちで日々を過ごしている。

もしそれを抱えていることが苦しくてどうにか改善したいと思うのであれば、ぜひこの記事を読んでその原因と解決方法を知って頂きたいのです。
らせん状の吹き抜け天井
相手から嫌がらせを受けたり傷付けられた時、私の怒りはとどまるところを知らずとにかくいつまでも憎悪を引きずって何度も相手を脳内で攻撃し続けてしまう癖がありました。

相手を脳内攻撃している時は満足感や達成感、復讐を果たせたことで満たされているのですが、その後とてつもない疲労感と虚無感に襲われるのです。

そして更に「なんでこんな残虐なことを考えてしまうのだろう・・・」という深く強い後悔の念に駆られるのです。

そしていつしかこうなる状態を「しんどい」と感じるようになったのです。
うつむく女性
何とかこの癖をやめたいのと、そもそも怒りを鎮める方法がないものかと調べていた時、対策のひとつとして「自分を許す」という方法を見つけました。

けれど当時の私にはその意味がまったく理解出来なかったのです。
なぜなら私には「相手のせい」「相手が悪いから」という他責が当然というこの意識が根付いていたからです。

だから自分を許すなどという、自分の心をどうこうする意味もわからなかったし、そもそも自身の怒りを許すなどまったく理解出来ませんでした。

なぜ傷付けられた側が許さなければならないのかと受け入れられなかったし、拒否ばかりしていました。
くしゃくしゃに丸まったメモ帳
相手が100%悪いに決まっているのだから相手が反省して謝罪してくるべきなのに、と。

それだけでなく私や周囲の人々にこっぴどく怒鳴られて痛い目を見ればいいのに・・だとか、泣くほどのショックを受けて二度と私に逆らわないようにさせたいという勧善懲悪を望んでいました。

それは私が常に安心安全の状態を確保しておきたいという理由と、もはやそこまでしなければ怒りが収らなかったからです。

だから私を傷付けたり脅かす相手を決して許さず、常に恐怖で相手を支配しコントロール出来るようにしなければならないと思っていたのです。

すべては私が安心安全であるために。

有刺鉄線と柵
ちなみにこれは「認知の歪み」が原因となっている間違った認識なのです。

そのせいで「攻撃は当然」という解釈となり、自分の思考が間違っているだなんて夢にも思わない状態になっているのです。
何の罪もない私は常に一方的に攻撃を受けている可哀想な被害者だという認識にしかならないのです。

そこで私が実行した対策は「潜在意識の書き換え」です。
すると怒りの原因は私にもあるのだと思い知らされました。
正しくは「怒りを抱く原因」です。
大きく口を開けたライオン
そもそも「怒る」「相手を攻撃しなければならない」という選択は私がしたものに過ぎません。
誰かから命令された訳ではありません。

相手から攻撃は受けたのだから反撃は当然とも言えるかもしれませんが、実はここで他の選択肢もいくつかあるのです。
それは···

「防御」
「逃げる」
「助けを求める」

などです。
恐らくこれ以外にもあるでしょう。

けれどこの様にいくつかある選択肢の中から「攻撃」を選んだのは自分。しかも攻撃しか選択肢がないと思い込んでしまっているのも自分なのです。
しかし普段そんな部分を意識したりすることがないものだからこういう視点には気付けないものなのです。
見ざる言わざる聞かざるの猿の置物
ちなみにこの時、自覚出来ている部分というのは

「自分は被害者だからどんな選択肢を選んでも構わないし、相手がどうなっても責任などない。むしろ因果応報だ。」

というもので、これはいわゆる「スカッとする」状態を望んでしまっているのです。
これは極端なものだと殺人にまで発展してしまうこともあるでしょう。

被害者だから何をしても許される訳ではないのです。

もし加害者が取り返しの付かない状態になったら「そうなること」を選んだ被害者である自分の責任になるのです。
そしてその瞬間、あたなは被害者から「加害者」になってしまうのです。
訓練中の二匹の警察犬
こんな負の連鎖はあってはいけません。
この対策としては選択肢で「攻撃」を選ばなければいいだけなのですが、けれど人はやはり「悔しいから」「何かしらやり返したい」という復讐心を抱きやすいこともあって「攻撃一択」となってしまいがちなのです。

そこでこの思考の癖をなくしていく必要があります。
ちなみにこれは私のパターンなのですべての人には当てはまらないかもしれません。

―では当てはまる人たちはどう対処すべきなのでしょうか。

まずは「気付くこと」です。
ガラス越しでこちらを見るラッコ
自分には自分の行動や思考を選ぶ責任も権利もあり、どんなに相手が憎くても相手を傷付けるなら自分には責任が発生する、ということ。
相手がどうこうではないのです。自分が何を選んでどう動くか。すべての事象の原因はここにあります。

けれどこれをまったく理解できない、そんなことはやりたくないと反発する感情が湧くのであればあなたはまだこの段階ではありません。

もっと奥底にある「別のもの」から改善していかなければならないのです。
それが完了すればこの分析や対処法もすんなり理解出来て受け入れられるようになるので心配はいりません。
一輪のレンゲ
少しずつでいいので自分の心と向き合う癖をつけるようにしましょう。
そして今のあなたの状態や段階にふさわしい記事がこのブログ内にきっとありますからそれを読んで「気付き」を得てください。
すべてはそこから始まります。

どうしようもなく湧き上がる怒りや憎しみにも終止符を打つことは出来ます。
もしそれがあなたの心を苦しめる原因となっているのであれば必ずなくすことが出来るのです。

これは気休めでも大袈裟な表現でもありません。
誰でもちゃんと幸せな人生を送れるようになっているのですから。
穏やかな目でこちらを見るヒョウ

怒りのストレスを他人の不幸話で解消してしまっていませんか?

 

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