話が通じない毒親は改善できるのか?体験者が語る接し方・期待の行方と限界

あなたは「話が通じない毒親を改善させたい」こんな風に思ったことがありますか?
私も長い間「母の理不尽さを改善したい」と思い続けていたものでした。

親とのやり取りがうまくいかなくて悩んでいる方は、こちらの記事も参考になります。
「全部親のせい」と思ってしまうあなたへ|毒親育ち・アダルトチルドレン体験から学んだ本当のこと

いつも私の言葉を歪んで受け取っては機嫌が悪くなる母との、”話が噛み合わない関係”に疲れ果てていたからです。
この記事では私の体験談をもとに「毒親は改善できるのか」「どう接すればいいのか」「どこに希望を持つべきか」を寄り添いながら丁寧に解説していきます。

[親に自分の意思や気持ちを正しく受け取って理解してもらいたい]
毒親を持つ人の中には、虚しさや苛立ちを抱えながらもこのように願っていることもあるでしょう。

親子だからこそ共感や絆を求めるのは当然です。
―しかしそれが満たされることがなかった。
それでもまだ”可能性”を信じているからこそ改善を望んでいるのだと思います。

そんなあなたに知っておいてもらいたいことがあります。
まずは「なぜ話が通じないのか」、その構造から見ていきます。

私の場合、早い段階で「母とは話が通じない」と悟りました。
ネガティブ思考の母は認知がひどく歪んでいたために、話の食い違いが頻繁に起こっていたからです。

勝手な思い込みで突然の逆ギレ

それは父の葬儀が終わった時の事。
駅まで向かう私のために母がタクシーを呼んだのですが、以前呼んでもらったタクシーの運転手から「家まで向かう道が複雑でわかりにくかった」と言われた事を思い出したのです。
その何気ない会話を話したところ、母の表情が一変。
「―なにそれ。タクシーに乗りたくないっていうの!?せっかく呼んであげてるのに!!」

どうやら母の解釈は
[私がタクシーの愚痴を言う→タクシーを拒否する→自分の行為が拒否されている]
このような歪んだ捉え方だったのです。

言いたいことが伝わらない苦しさが自己否定につながっている方へ。
性格を変えなくても生きづらさは解消できる?思い込みによる自己否定の克服法

鏡にゆがんで映る建物

毒親が話をまともに受け取らず、攻撃することには明確な理由があります。

子供を「下」に見ている

  • 子供の意見には価値がない
  • 「従わせるもの」として扱う
  • ひとりの”人間”として尊重していない

特に正論を言われると”屈辱”と感じて苛立ちます。

自分の価値観が正しいという思い込み

世間的に間違っていても、本人は「自分が正しい」と思い込んでいます。
更に従わせたい欲求から価値観を押し付けるので、子どもと対等に会話しようとはしません。

反発はしたいが、されたくはない

自分が否定されることには極端に弱く、受け入れる器がありません。
だから先に攻撃して相手を黙らせようとします。

都合が悪くなると、逃げる・攻撃する

  • 論点をずらす
  • 話しを遮る
  • 怒鳴る

このような行動を取るので問題解決が難しくなります。

認知のゆがみ

言葉を悪い意味にしか受け取らないため、普通の会話でもトラブルに発展してしまいます。

社会経験の不足

基本的なコミュニケーション能力が身についていなかったり、モラルや常識が育っていないことも原因になります。

親の特性・障害の可能性

  • 感情のコントロールが極端に苦手
  • 知性のレベル
  • 発達障害の傾向

持って生まれた性質に原因があるせいで、人とうまくやりとりが出来ない可能性もあります。
ただし障害の場合は医師が診断しない限り断定はできません。

言葉が伝わらない根底には、認知や捉え方の違いが関係していることもあります。
生きづらい原因は「思い込み」だった?自己否定・ネガティブ思考を克服する方法

権威ある人に代弁してもらう

「頭が上がらない人」や「弁護士や医師など社会的権威のある人」
彼らの言葉なら耳を傾ける可能性はありますが、聞き入れないケースの方が多いのが現実です。

会話の主導権を渡さない

例え拒否されても、あなたの意思は曲げずに毅然とした態度でいること。
「思い通りにならない」と感じると抑圧が弱まることがあります。

距離を置く

一時的でもいいので親から離れてみてください。
物理的、精神的に関わらないことで親からの支配、洗脳から抜けることが出来ます。
私もこの方法で本当の自分を取り戻せて、母に怯えることなく会話が出来るようになりました。

曖昧な不快感・不調が続くときは、心だけでなく身体感覚から理由を探るのも有効です。
「心が苦しい理由がわからない」その原因と効果的な対策を体験談から解説

改善の可能性

結論として改善はほぼ「不可能」です。

あなたが親の言葉を受け入れられないように、毒親もあなたの考えを簡単には受け入れません。
あなたが優しく共感力がある人ならば「相手の言葉を受け入れるのは当然」と思うかもしれませんが、毒親はその”当然”を持ち合わせていないのです。
本人が“変わろうと強く望む”以外に改善の可能性はありません。

許す必要はない

「ツラかった経験を受け入れて許しましょう」
このような言葉もありますが、許す必要はありません。

「親だから見捨てられない」「いつかわかり合いたい」
あなたのその優しさは尊いものです。
ですが、傷付けた人に愛情を注ぐ必要はありません。

「親だから大切にすべき」という考え方は健全な親に向けられるものです。
毒親にはその資格がありません。

復讐の必要も無い

怒りや憎しみによる復讐や罰は「虐待の連鎖」に成りかねません。
心に悪影響を与え、あなたが毒親と同じ存在になってしまいます。

毒親と話が通じないのはあなたのせいではありません。
それは親自身の問題です。

そして改善を期待して頑張っても、変えられる可能性はほぼありません。
あなたに出来ることは「コントロールされない自分」を育てること。

毒親にこだわり続けるより、あなたの未来や幸せに焦点を当てて、充実した生き方を選んで欲しいと思っています。

いかがでしたでしょうか。

この記事では語り切れなかった部分や、あなたの状況に合わせたもう少し具体的な解説が必要であれば、コメントやメッセージでご相談ください。
あなたに合った視点で丁寧にお答えします。

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