生きづらい原因は「思い込み」だった?自己否定・ネガティブ思考を克服する方法

「生きてるだけでつらい」「自分にはどうせ無理」という原因不明の重圧。
そんな思いに押しつぶされそうになったことはありませんか?

実は私自身、長い間「生きづらい」という感覚に苦しんでいました。
常に自分を責め、周囲の声ばかりを気にして、どんどん心が重くなる…。

「きっと私の性格が良くないからこんなにも人から嫌われたり、何をやってもうまくいかないんだ・・・」
毎日のようにこんなことを考えていました。

しかしその原因は「性格のせい」ではなく、思い込みによる自己否定やネガティブ思考だったのです。

この記事では、私の体験談を交えながら「生きづらさの正体」と、その克服のための考え方をお伝えします。
読んでいただくことで、少しでも心が軽くなり「自分らしく生きるヒント」を見つけていただければ幸いです。

私たちが日々、頭の中で繰り返している思考は無意識のうちに言葉や態度として表れ、やがて現実に反映されます。

例えば「人に優しくされたい」と思えば、自分も人に優しく接するようになって、結果として周囲からも優しくされる。
逆に「どうせ自分はダメだ」と思えば、自信のない態度となってチャンスを逃しやすくなります。

このように、心の状態は鏡のように現実を映し出しているのです。

鏡に映るリンゴ

生きづらさの大きな原因のひとつは、自分で自分を追い込んでしまう「自己洗脳」です。

  • 「自分は無能だ」
  • 「どうせ失敗するに決まっている」
  • 「人は敵ばかり」

根拠もないのにこうした思い込みを強くしてしまうと、人生そのものがネガティブに見えてしまいます。

私自身も常に「自分は責められる人間だ」と思い込んでいたことで、例え褒められても嘘っぽく聞こえたり否定されている気がしていました。

これは自己否定を繰り返していたことで思考パターンが定着してしまったせいなのです。

たとえばあなたは「登山をすること」にどんなイメージを持っていますか?

「疲れるし面倒なだけ」と捉える人もいれば、「達成感と自然の癒しが味わえる」と捉える人もいます。
同じ要素でも、視点次第で捉え方は変わります。

つまり「生きづらい」と感じる出来事も、本当の自分の発見や成長のチャンスと受け止めることで心の負担を軽くすることができるのです。

「親から夢を否定された」
「先生に能力を決めつけられた」
そんな経験がありませんか?

私も「あんたなんか幸せにはなれない」という母の口癖をそのまま信じ込み、生きづらさを強めてしまいました。
これが「他者洗脳」と呼ばれるものです。

他者洗脳から抜け出すには「自分の価値観を持つこと」が不可欠です。
実は本来、誰もが持っているものなのですが、他人の圧力によって見えなくなってしまっているだけなのです

なので相手の意見に支配されるのではなく、自分の心と対話して「これは自分に合っていない」など本当の感覚に気付けると、不要な思い込みは自然に消えていきます。

黒い服を着て黒い水晶を掲げた人

「結婚しなければ幸せになれない」
「何でも苦労するのは当然のこと」
こうした「世間の常識」に縛られてしまう人も少なくありません。

私も「仕事なんてみんな仕方なく嫌々やっている」「夢を叶えるなんて無理」などの思考をいつの間にか刷り込まれ、それに沿って生きてきました。
なので自分には合わない職場で必死に働いていましたが、フリーになってやりたい仕事をしている今では、世間の価値観に従うより「自分に合った生き方」を選ぶことこそ大切だと実感しています。

「どんなに努力しても悩みが尽きない」
そんな状態に陥ることもあります。
私もかつてそのひとりでした。

原因は「悩みがあるのが当たり前」という思考を持っていたからです。
その結果、仕事では理不尽な思いをしたり、嫌味を言われたりする状況を自分で引き寄せてしまっていたのです。

・・・ところでこんな不思議な出来事があります。

私が子供の頃の話しなのですが、弟が犬に追いかけられている時になぜか、「私も追いかけられなきゃいけない!」という思いに駆られて、みずから追われる状況に飛び込んだ経験があるのです。


これも「不幸な状態を無意識で選んでしまう思考」の一例です。

思考は無意識的に現実を形作ります。
だからこそ「自分には無理」という思い込みを手放し、「自分だからこそできる」と信じることが大切なのです。

生きづらさの正体は、性格よりも「思い込み」によるものです。

  • 自己洗脳(自分で作った思い込み)
  • 他者洗脳(他人からの価値観の刷り込み)
  • 世間の当然(世間に広がっている思考パターン)

これらに縛られてしまうと、可能性を自分で潰し「どうせ無理」という前提で生きてしまいます。
けれど逆にポジティブな思い込みを育てられれば現実もその通りに変えられるということです。

思考は時間をかけて定着します。
だから焦らず少しずつ「自分を信じる癖」を育てていきましょう。

もしご相談やご質問があれば、コメントやお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
あなたの心に寄り添える記事をこれからも書いていきます。

玉ボケの光が舞う草原

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