性格を変えなくても生きづらさは解消できる?思い込みによる自己否定の克服法

あなたは「自分の性格が悪いから、幸せになれないんじゃないか」と感じたことはありませんか?
私もかつてそう思い込んで、どうにか性格を変えようと必死になったことがあります。
しかしどれだけ努力をしても根本的な変化は訪れず、むしろ苦しさだけが増していったのです。

実は、「生きづらさ」の根本原因は性格そのものではなく、思い込みや自己否定の癖、そして矛盾した意識にあることが多いのです。

本記事では私の体験談を踏まえつつ、生きづらさを克服する方法や自己否定を手放すコツなど思考を変えて生きづらさを解消することで、あなたにとっての「変化の入口」となる記事をお届けします。

あなたは「私は内向的だから」「人付き合いが苦手だから」と、自分の性格を原因として責めた経験はないでしょうか。
けれど多くの場合、「性格」そのものよりも、「性格に対する思い込み」が問題を大きくします。

例えば「おとなしい=消極的でダメな人間だ」という思い込みを背負うと、自分を否定するようになってしまいます。

実際には、「おとなしい=落ち着いている」「控えめ=思慮深い」など、別の視点で性格を捉えることも可能です。
つまり、性格そのものは問題ではなく「捉え方の癖」が生きづらさを引き起こすことが多いのです。

岩の間のナキウサギ

「私は幸せになりたい」と思いながらも、どうしてか現実が変わらない…そんな矛盾を感じたことはありませんか?
その背景には「意識の層のズレ」があります。

私たちが普段意識している「顕在意識」は意識の一部でしかなく、残りの大部分は「潜在意識」に隠れています。こちらが現実を動かす力を持っているため、顕在意識だけでは思うような変化を起こせないのです。

また、無意識の中に「幸せになってはいけない」「私はそれに値しない」という拒否意識があると、意図に反してそれと反対の現実を引き寄せてしまいます。
これが、願いと現実が一致しない大きな原因になります。

私は子どもの頃から、母からの言葉による精神的虐待を受けていました。
その影響で、人との接し方がわからず、人間関係に悩むことがずっと続きました。
「人見知り」「おとなしい」というものが自分の本来の個性なのか、それとも傷から来る反応なのか、長い間判断できなかったのです。

それがやがて「友達ができない」という思考パターンになってしまいました。

学生時代、仲良しグループに入ってはいたものの、その中の友達と深くつながることが出来ず、「どうせ私には友達なんてできない」と思い込んでいたのです。
無意識のうちに距離を取ってしまうので、話しかけられても素っ気なく振る舞うせいで人間関係がどんどん希薄になっていきました。

自己否定には、人それぞれ異なる傾向があります。以下の4タイプは、多くの人が無意識に抱えているものです。

① 自虐と自罰

誰かから否定された経験があると、自分自身を罰するような態度を取ってしまいがちです。「自分なんて…」と卑下するパターンです。

② 否定が前提

他人からの良いアドバイスでも、「でも…」「だって…」と反発してしまう癖。自分の中で肯定を受け入れにくくしてしまいます。

③ 諦め前提

「どうせ無理」「やっても無駄」という諦めの思考が、最初から枠を決めてしまうパターン。
経験則から来る諦めと、未経験への恐怖からくる思考の2種類があります。

④ 自分には権利がない

他の人はできるのに、自分にはできない、または自分は成功する権利すらないと感じてしまう自己否定のパターンです。

割れたガラスの破片

自分を否定しがちな人でも、少しずつ肯定できる言葉を自分にかける習慣をつけることから始めましょう。
「私は価値ある存在だ」「私にも権利がある」という言葉を、朝や寝る前に声に出してみてください。

「幸せになることはズルい」「私は幸せになってはいけない」という潜在意識の拒否を、小さな行動を通じて手放していきます。
まずは、心地よい時間を意識的に選ぶこと。それは、幸せになるという自分への許可です。

苦しさを感じたら、それを無理に我慢せず、自分自身に向き合ってあげましょう。
苦しいから、ツラいからと心のサインを無視し続けるとストレスが蓄積し、ある日爆発してしまうこともあります。

  • 生きづらさの原因は「性格由来」ではなく、「思い込み」や「自己否定」にあることが多い
  • 矛盾する意識のズレを知り、無意識の拒否を手放す
  • 小さなステップで自己肯定感を育て、幸せへの許可を自分に出す
  • 苦しさを無視せずに受け止める習慣を身につける

あなたが「性格を変えよう」と苦しむのではなく、「思考・意識を見直す」ことによって、本来の自分を取り戻す旅が始まります。
もし「どうやって変えていけばいいかわからない」という思いがあれば、いつでもご相談を受け付けていますので、コメント欄やメッセージにお送りください。

心と意識の変化によって、穏やかな人生になるよう応援しています。

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