
SNSの投稿を見ていて、「なんだか癪に障る」と感情的になったり違和感を覚えることはありませんか?
たとえ悪意のない内容でも、心のどこかがザワッとしてモヤモヤが残る…。
実はその違和感には”価値観のズレ”や”無意識の比較”、”投影”などの深い心理が関わっているのです。
この記事ではSNSでイラッとした時に生まれる感情の正体を丁寧に紐解きながら、あなたの「心の状態」に気付くきっかけをお届けします。
SNS の投稿にイラッと反応してしまう背景には、単純な性格の違いだけでなく、繊細な感受性(HSP)の特性が影響していることもあります。
HSP の特徴と生きづらさ|繊細さを強みに変える方法
原因1:「自分の内側」に潜むものの”投影”
SNSの投稿に対して、害がある訳でもないのになぜかイライラしてしまうのは、多くの場合“投稿している人”が原因ではありません。
実は自分の心の奥にある「認めたくない一面」が刺激されていることがあるのです。
"高級車×自撮り"の画像に集まったコメント
ある女性YouTuberが愛車の高級スポーツカーを背景にして自撮り画像を投稿していたのですが、そこにはこんなコメントがついていました。
「本気で車が好きなわけじゃないだろ。オーナーの資格なし。」
「承認欲求の塊って感じ。」
何を投稿するかは自由なはずなのに、なぜこうした批判が起きるのでしょうか。
その理由は、投稿を通して“自分にはないもの”を見せつけられた気がするから。
心理学ではこれを「投影」と呼び、自分の不安や劣等感を他者に映し出すことで起こるものです。
つまり癪に障っているのは実は相手ではなく、”自分の中にある、本当は触れたくない部分が刺激されているから”という可能性があるのです。
原因2:価値観の違い
「投稿内容は本人の自由」
これは前提であると理屈では理解出来ていることでしょう。
しかし”感覚”としてはそれを簡単に受け入れられない理由があるのです。
この違和感のような正体は”価値観が違うために感じているもの”なのです。
例えばこのようなシーン。
- 「謙虚さが大事」と考える人 → “自己アピールの強い投稿”にイラッ
- 「努力して得たものこそ価値がある」と思う人 → “簡単に成功させた”という経緯を知ってモヤモヤ
- 「真面目で優しい人が愛される」と信じている人→”わがままな人がモテていること”が気に入らない
癪に障るという感情は、“相手の行いが自分の価値観と違っている”というサインでもあるのです。
他人の投稿に敏感に反応してしまうのは、「受け取り方」や「認知パターン」に関わることもあります。
生きづらい原因は「思い込み」だった?主観と事実から読み解く人間関係のズレ

原因3:無意識に入ってしまう“比較モード”の影響
人は誰かの”表現”を見た時、無意識のうちに比較をしていることがあります。
本来は「人は人、自分は自分」と割り切るものだとわかってはいても、感情面では納得しにくいのです。
特に次の状態では比較が強く働きます。
- 自分に自信がない
- 努力が報われていないと感じる
- 自分に不足している部分を強く意識している
そして”自分にはないものを持っている人”を見た時、自分の「現在の価値」と比べることで悔しさや虚無感が生まれ、「癪に障る」という反応につながるのです。
SNS 投稿を見るときの不快感は、承認欲求や他人軸と結びつくこともあります。
これでもうツラくならない。強すぎる承認欲求の原因と正しい抑え方
癪に障る時は「真の自分を知るチャンス」
仕方のないことだとしてもイラッとする感情をどうにかしたいと思うことでしょう。
そこで「捉え方を変える」という対策をおすすめします。
本当にどうでもいいことに人は反応しません。
つまり癪に障るということは、「あなたの”大切にしている部分”を刺激された証拠」でもあるのです。
「私はこういう考えを大事にしているんだ」
「これは自分にとって心地よくないんだ」
このように捉えることで”癪に障る”感情が違和感から“自分への理解”という心理を読み解くヒントに変わります。
SNS の投稿への違和感が「対人関係そのものの苦しさ」と結びついている方はこちらも参考になります。
人が怖くて生きづらいと感じるあなたへ。心が軽くなる理由と克服の道
私の体験談:熊問題で出た言葉への違和感
現在、熊の被害についての議論が増えています。
動物好きの私は当初、駆除に反対でした。
しかし自然界でもテリトリーに侵入した場合は攻撃されるという掟があることや被害状況を理解し、今は駆除に納得しています。
ところがSNSで駆除反対派に対して投げかける、このような投稿を見るたびに私はモヤモヤを感じていました。
「家族が殺されても同じことを言えるのか?」
「じゃあお前の家に生きた熊を送りつけてやる!」
ここで癪に障る原因を追及をするために掘り下げてみたところ、次の点に気付いたのです。
- 熊は食べ物がなく、仕方なく山から降りてきたという状況を理解していない発言
- 熊問題そのものを度外視した、単に反対派を叩きたいだけという論点のズレ
- 誹謗中傷を正義と勘違いしている無知さ
つまり私の怒りは、
「飢えている熊や被害者などの気持ちを汲み取っている”共感力”」
「発言にモラルやマナーを重んじている」
これらを大切にしているからこそ発生したのです。
まさに「癪に障る」から“隠れた心理の可視化”につながった例です。
まとめ 〜癪に障る感情はあなたを知るサイン〜
癪に障るという違和感は悪いことだけではありません。
自分の中に隠れていた”本当の心の状態”を知るチャンスでもあるのです。
- 投影からわかる”自分が欲しているもの”
- 自分と他人の”価値観の違い”
- 比較による自分の”心理状態”
- 自分が知らなかった”大切にしている感情”
ここから本当の自分を理解することにつながるのです。

今後、SNSでモヤッとする投稿があったら
「この感情は、自分のどんな価値観が反応しているのだろう?」
と、そっと自身に問いかけてみてください。
その積み重ねが心を軽くしていくきっかけになるでしょう。
あなたが感じた気付きやもっと深掘りしたいテーマがあれば、ぜひコメントやメッセージで教えてください。
あなたの声が次の記事をつくる大事なヒントになります。
次に読むなら(おすすめ)
心の重さ・不快感の正体を探りたい方へ
「心が苦しい理由がわからない」その原因と対処法
人間関係全般の苦しさを整理したい方へ
嫌な人間関係や心の苦しみから自由になれる「逃げ方」の学び
心の持ち方や基本的な苦しさの整理をしたい方へ
心が軽くなる “生きづらさの整え方”|感情・思考の負担を手放すブログ
