透き通った青い池

あなたは今、何か頑張って取り組んでいることはありますか?

例えば何か夢を叶えようと頑張っている。
仕事や勉強など努力をしている。
必死になって自分を変えようとしている。

など、人は一度くらい何かに頑張って取り組んだことはあるでしょう。
けれどそんな時、あなたの周囲にはどんな人がいましたか?

共感して応援してくれる人。
協力的になって味方してくれる人。
あなたに触発されて一緒に頑張り始めた人。

・・・こんな人たちに囲まれていたらとても恵まれている事でしょう。
もっともっと頑張りたくなるし、意欲的になると更なる向上心が芽生えて予想以上の素晴らしい結果を生み出せますから。

ピンクの一輪のバラ

―しかし、中にはこんな人もいませんか?

あなたの努力を否定ばかりする人。
「どうせ無理に決まっている」という失敗の前提を押しつけてくる人。
頑張っているあなたを嘲笑したり、蔑んだりする人。
「あなたには出来る訳がない」とあなたの可能性を否定し潰す人。
「あの人はすごいけれどあなたは全然たいしたことない」と比較して差別する人。

何かひとつくらいは思い当たるものがあるのではないでしょうか。

こんな人がいたらせっかくの意欲も失せてしまいますよね。
特に優しくて素直なあなたなら
「あぁ、やっぱりこの人の言う通り自分には無理だよね・・・」
と否定的な意見を間に受けて「承諾」してしまい、それをそのまま自分の中に取り入れて努力も挑戦もやめてしまうでしょう。

もしくは自信をなくしてしまったために良い結果が出せなくなってしまうのです。

おそらくすでにそういった経験をされた方もいるのではないでしょうか。

実は私もそのひとりなのです。
私は数々の夢や頑張りや可能性を潰されました。
でも当時は仕方のないことだと思って諦めていたのです。

割れた卵から更に小さいカラフルな卵が出ている

―私が覚えている中で一番始めに持った夢は5歳頃だったと思います。
保育園で「おとなになったらやりたいおしごと」というテーマでお絵かきをした時に私は「アイスクリーム屋さんになりたい」と書いたのです。

その理由は「いつでもアイスが食べられるから」というなんとも単純で子供らしい発想と幼い欲望によるものでした。

そしてお迎えに来た母にワクワクしながらそのことを話すと
「冬はどうすんの?」
・・・なんとも辛辣な言葉が帰って来たのです。

今でこそ冬でもアイスクリームを食べるのは珍しくはありませんが、確かに当時の北国で冬にわざわざアイスクリームを買う習慣はほぼなかったからです。

なので的確といえば的確なのですが・・・しかし子供が初めて抱いた無邪気な夢に対してそんな返しはないでしょう。

しかし素直な私はその言葉を完全に間に受けて「たしかにそのとおりだ・・・」と、ひとことも答えられなくなり意気消沈しました。

「いってることはわかるけど、そういうこたえがほしかったわけじゃないのに。」
幼心にそう思ったのを今でも覚えています。

何も進路相談や就活を本気でしている訳ではないのですから、保育園に通う子供相手にそんな否定的な言葉を投げつけるなんて母が不適切なだけなのです。

二段のアイスクリーム

この他にも私が高校生の頃に声優を目指していた時のこと。

雑誌の文通相手募集というところで知り合った、同じく声優を目指す同年代の女の子と文通を始めたのですが、文章を書くのが大好きだった私は手紙が届くのを毎日のように楽しみに待っていて、学校から帰って来るたびに郵便受けや私の机の上に手紙がないかとワクワクしながら確認していたのです。

やがて定期的に届く手紙に気付いた母は私に「文通でもしてるの?」と聞いてきたのでそうだと答えると
「なにくだらないことやってんの」
とバカにしたように鼻で笑ったのです。

これには私も憤慨しました。
もちろん直接母に言い返したりは出来ませんでしたので心の中だけで・・。

悔しい気持ちはあったものの、無意識のうちに私はこの意見を認めてしまっていたのでしょう。
私の中に根付かされてしまった「くだらないこと」を無意識のうちに手紙の文章に表現してしまっていたのだと思います。
楽しくなくなった内容の手紙を受け取っていた文通相手からは次第に返信がなくなって自然消滅となりました。

封筒から出ているドライフラワー

このように否定的な意見ほど頭に残りやすいものなので、それが現実では悪影響を及ぼすものになるのです。

ちなみに当時の私の頭の中にはこんなネガティブ思考が渦巻いていました。

この人の言う通り私はどうせ特別な能力なんてないし、私自身もたいしたことないし、何をやってもそこまで秀でてないし・・・

当たり前の人並みをこなすくらいのことしか出来ないんだから、頑張っても意味なんてないんだ。どうせ結果なんて出ないんだ。
それに応援してくれる人も賛成してくれる人もいないし、みんな私の敵ばかり。

同じように頑張っているあの人は皆に協力してもらったり助けてもらえるけれど、私には味方は誰もいない。そんな私が頑張ったってどうせ認めてなんてもらえない。

・・・こうして自己卑下に囚われて何もかも諦めてしまっていました。
そしてこれが毎回のように起こったために「どうせ私はこうなって当然」という思い込みに繋がったのです。

なので私は諦め癖がついてしまい、「最初から無理」という思考になってしまったので挑戦することすらしない無気力に囚われてしまいました。

かつて否定者にされていたことを、今度は自分で実行して自分の可能性を殺してしまっていたのです。

吹雪の中にたたずむ墜落した飛行機

しかし、潜在意識の書き換えをしたことによって今は「それは違う」とはっきり言えるのです。

人が頑張っていること、楽しんでいることをバカにする権利なんて誰にもありません。
その頑張りの意味や楽しさがわからないのはその人と価値観が違うからです。

それを理解せず、自分の世界が一番正しい解釈だと押しつけてくる人こそ間違った人なのです。

実は私がフリーランスの仕事をしていく、絵で収入を得ると意気込みを語ったところ、ある友人から
「そんな上手くいかないよ。自分の知っている人もそういう仕事してるけどスゴい苦労してるし。」
と言われたのです。

この時私は「あぁ、この人は私の味方にはなってくれないんだな」と思いました。
普段はとても優しくて素敵な感性の持ち主なのにこういった価値観の違いは認められない人なのだなと。

私は彼女のやりたいことや夢はいつも本当に心から応援しているのに、いくら優しい人でもそれが出来ない人もいるのだなと悟りました。

しかし、私は昔のように否定者の言葉はもう受け取りませんでした。

上手くいっていないのは彼女の知人の話であってその人は「私」とは違う。
私はやみくもに活動している訳ではなく、独学でもなく、ちゃんと有料講座も受けてノウハウを学んでもいるし絵の自信もある。
まして絵を描けない人が「絵で稼ぐなんて無理でしょ」なんて言ったところでなんの説得力もない。

だってその人は「絵を描けない」人で絵で稼ぐ発想すらないのだからこの人にとっては「前提が無理」なのは当然。
なのでこの人の否定意見は何の根拠もない。
だから間に受けたり、ショックを受けなくていい。

昔の私ならとっくに心折れていたでしょうが、この思想のおかげで私のモチベーションは保たれました。

なのでもし、あなたが努力や挑戦、頑張っているのに引きずり下ろす誰かがいるのであればぜひこれを参考にして頂きたいのです。

草原の中に立つ一本木の向こうから昇る朝日

あなたの夢も挑戦も頑張りもあなたの中に生まれたあなただけのもの。
そしてあなたにしか達成出来ない「特別で尊いもの」なのです。
それを否定したり侮辱したり嘲笑する人がいたらその人は不適切でしかありません。
だから何も聞かず、受け取らず、できれば関わらないでください。

きっと頑張るあなたが憎らしいのです。
自分はそういうことが出来ないから悔しいのです。
その嫉妬に惑わされないでください。

そしてあなたを応援して協力や味方、称賛や共感をしてくれる人がいたらその人との繋がりを大事にしていきましょう。
必ずあなたの力になってくれます。
そして周囲をそういう人たちで満たしてください。
そうすればとても大きな結果を出す事になりますから。

沢山の花の形で彩られたつまみ細工

そして私もあなたの夢や努力を応援するひとりとなりたいのです。
ネット上に数あるブログ記事の中から、せっかくこうしてこの記事に辿り着いてご縁を得たのですから、この関わりを大事にしたいのです。

だからあなたがいま頑張っていることや夢を聞かせてください。
そういう人が語るお話を聞くのが大好きなので、それが私の原動力や意欲となるからです。

ジャンルは何でも構いません。
芸術、動物、車、芸能関連、アニメ、スポーツ・・・むしろ知らないジャンル、新しい世界を知るのもまた醍醐味のひとつなのです。

こうして良い相乗効果を生み出しながら、一緒に唯一無二の夢や意欲を育てて叶えていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

・・・あなたに悪影響を及ぼすこんな友達、いませんか?

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事