二匹のチンアナゴ

私のお気に入りのYouTuberさんに「透明愛好家」という方がいるのですが、その方の動画でこんな印象的な言葉がありました。

それは水族館を訪れたtomeiさんが、水槽の隅から出ようとしている小さい魚を他の魚たちがそこから出させないと言わんばかりに隅に追いやる様子を目にしたのだそうです。

その様子を見たtomeiさんはまるで人間社会のようだと表現していました。
しかし、その後にこんな風に語ったのです。

「そんな小さな魚が光を求めて泳ぐその姿が美しく、魅了された」のだと。
・・・私はこの言葉に衝撃を受けました。

なぜならこの動画を見ていた時に私が感じたのは
「魚の世界にもイジメや嫌がらせがあるのだな・・・小さい魚なのにそうやって集団で追い込まれてしまうのだな。なんて可哀想に・・・」
という事だったのです。

それではあなたはどんな風に捉えるのか、試しにその動画をご覧ください。
とても綺麗な映像と音楽で心が安らぐオススメのチャンネルです。

そして取り上げたシーンは6:55からとなっています。

人それぞれ、着目点は違うでしょう。
更には同じ光景を見ても捉え方が違うこともあるでしょう。

この違い、実は「経験に基づくものの捉え方」によるものなのです。

まず、tomeiさんの捉え方は最初、生きづらさを感じているかのような言葉も見受けられましたが、彼女は追いやられている小さな魚に「被害者感や哀れみ」ではなく「希望と強さ」を見出していたのです。

何度追いやられても水槽の隅から広い場所へとなんとか出て行こうとするその小さな魚の意欲と努力に焦点を当てているのです。

対して私の捉え方は「被害者としての哀れみ」のみ。
それはかつて自分が受けたイジメや理不尽の状況と重なった、というのが理由です。

なので小さな魚にネガティブな共感と同情を持ったのです。
私には力強さや希望といった感覚はまったく浮かびませんでした。

このように同じ状況を目の当たりにしても過去の体験から価値観や焦点、捉え方というものは異なってくるものです。

今回は「不幸続きの現状を嘆く人たち」に向けた情報をお伝えしていこうと思います。

荒れた海の前にある街灯
あなたはいつもこんな不幸に見舞われていませんか?

「状況がいつも自分だけ不利」
「出会う人、関わる人、みんなイジメや嫌がらせをする人ばかり」
「なぜか自分だけ誰も助けてくれない」
「誰かに貶められている気がする」

そんなあなたは不幸続きでいることをどう捉えてますか?

「仕方がない」
「もう慣れた」
「いっそ不幸な方が自分らしい」

それではなぜこれらのように「不幸」になってばかりいて「不幸」を引き寄せてしまっているのか考えたことはありますか?

「相手が悪い」
「運が悪い」
「そういう報われない人生」

―上記のような思考に囚われてしまっていないでしょうか。
実はこの不幸人生、ちゃんとなくすことが出来るのです。

・・・とは言ってもなかなか簡単には信じられませんよね。

恐らくは不幸、不遇を何とかしたいと必死に頑張って対策や努力をした方もいるでしょう。
けれど結局は何も変わらなかった、なんの結果も出なかったと挫折したり絶望した方もいるでしょう。

そんな頑張り屋のあなたほど「不幸をなくせる」という言葉には反発してしまうと思います。
なぜならいくら頑張ってもその努力が報われなかったのですから無理もありません。

そして私もかつてそのひとりでしたからその気持ちがよくわかるのです。

「どんなに頑張ったところで無駄ならもう諦めて受け入れた方が楽。」
そんな思考になってしまいがちですよね。

でも、そうなったらずっと苦しいままなのです。
どんなに妥協しても受け入れる決心を固めても心は慣れません。

なのでそういった苦しみをあなたに味わわせないためにも、ぜひこのブログで不幸から脱する方法をお伝えしていきます。

実はこの方法、すごく単純ですごく簡単な方法で解決出来てしまうのです。

それは
「あなたの視点を変えるだけ」
ということです。
これだけでいいのです。
めがねの中に移る森
まさに記事冒頭でお話ししたtomeiさんと私の捉え方の違いというのがそれなのです。

隅に追いやられてもそこから出ようとする小さい魚を「美しい」と捉えるか「可哀想」と捉えるか。
このようにあなたが不幸と感じているその状況、いったん違う角度や視点で見てみましょう。

まずは自分の不幸状況を客観視するようにしてみてください。

「あなたの問題」ではなく「見聞きした話」として、いったん状況と自分を切り離してみてください。
どうしても自分が「主役」であると自分都合の捉え方になってしまい、自分を憐れみ同情する感情に左右されがちなのでその「共感」を外して欲しいのです。

そうして改めて状況を見てみると、なにか違ったものが見えて来ませんか?

「思っていたよりそんなに酷い状況じゃなかった」
「そういえば助けてくれていた人もいた」
「イジメとか嫌がらせされていると思ったけれど実際はそうじゃなかった」

―そう、実はこのように不幸な現状というのは「あなたの捉え方」によって作られていたものでもあるのです。

過去のトラウマによってねじ曲げられた認知や捉え方が、同じ状況に出くわすと無意識のうちに発動してしまい、その結果「不幸」という感覚として捉えてしまっていたのです。

しかしその不幸は過去のものだけであって今現在には当てはまらないものなのです。
なのでそれに気付き、あなたが意識してコントロールすることでその不幸状況は不幸でなくなるのです。

相手や周囲の環境をどうこうするために必死にならなくていいのです。
ちなみにこれらを変えようとする方がよほど難易度が高いですし、何より根本的解決にはなりません。

なぜならあなたの意識が変わらない限りは同じ場面に出くわすとまた同じ不幸を味わうことになるという、この無限ループになってしまうからです。
なので運良くその環境や特定の人を変えられたとしても、それはその場しのぎにしかならないということです。

いずれまた同じ不幸に直面したら、また時間や労力を掛けて変えなければならないという悪循環になります。
そんなことではあなたの精神はやがてくたくたになってしまうだけですから。

目を閉じた猫
けれど、長く深く絶望に追いやられてしまっている人というのはおそらくこんな捉え方はいきなりは出来ないでしょう。
根深いトラウマや洗脳レベルの思い込みをしてしまっている人はまず、その部分から癒やして改善していく必要があります。

なぜならそれらの方々は「無理が前提」となってしまっているのでこれらの対策をも前向きに受け取れないのです。

「どうせ出来ない」という強固な思い込みがあるとどんなに効果的なアドバイスや対策も脳内に入ってはいきませんし、実践しても効果も得られません。
そういった方々はまずは段階を経てからこの対策に挑む必要があります。

いきなりなんでも実行したらうまくいくという風にはならないのです。
これは私自身も経験済みですから言えることです。

中途半端な癒やし対策は時間の無駄になるだけですし、「やっぱり効果なんてなかったでしょ!?」というこの絶望と諦めの意識を叶えるだけになるのでまずは手順をしっかり践んで焦らずに取り組んで生きましょう。

自分の深層心理、つまりは潜在意識を変えていけば誰であってもちゃんと対策は効果を発揮しますので安心してください。
枝にとまるルリビタキ
そしてこうやって頑張っていること、そんな手間がかかる自分をどうか悲観しないでください。
頑張りは必ずどこかで何かの機会に実を結び、報われます。

かつて私が躍起になってこうして調べた心理のノウハウを、今は悩めるあなたのお役に立てるという風に。

隅に追いやられた小さな魚のあなたは決して可哀想なんかじゃないのです。
どんな驚異に突かれても、追い返されても、力強く必死に生きて前に進もう、広い場所へ出ようとするその意欲があるのですから、その姿は当然美しいに決まっています。

まずは自分を悲観的に捉えずに自分だけは自分を認めてあげてください。
あなたは十分に頑張っていますし、優しい人なのです。

もしかしたら誰かを傷付けてしまった事もあって「自分は優しくなんかない」と思っているかもしれませんが、それもまた相手の問題なのです。

酷な言い方に聞こえるかも知れませんが相手の方が傷付くような捉え方をしたり、あなたに攻撃をさせるような振る舞いをさせたまでなのです。
なのであなたがそこに囚われて自分を卑下し続ける必要はありません。

あなたの真性は決して酷い人ではありませんから。

けれどあなた自身も今後はもう相手を傷付けないよう、相手の思惑にはまらないように心掛けてください。
そうすることで心を苦しませる問題というのは更になくなっていきます。

少しずつ、あなたに見合った方法で心の問題を解決していきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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